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- メーカー企業で研究職の仕事をやめたいけど、どうしたらよいか悩んでいる
- 研究職の仕事をやめたら、どんな仕事をしたらよいかイメージがわかない
こんなお悩みを持った企業の研究職の方、いませんか?
この記事では、転職や大学への出向も経験しながら、メーカー企業で研究職の仕事を10年以上続けている私が
- 企業の研究職をやめたいと感じた時に考えた方がよいことと
- その時の選択肢をどんな優先順位で考えていけばよいか
について書きました。
この記事を読めば
- 企業の研究職をやめたいと感じた時にどんな選択肢があるのか
- 自分に合った選択肢を選ぶことができる
ようになりますよ。
企業の研究職をやめたいと感じた時に考えた方がよいこと
研究の仕事が活かせる別の職種に異動する、転職する
まずは、自分が今までやってきた研究職の仕事を活かせる部署に異動をお願いしたり、別の職種に転職することを考えましょう。
研究の仕事が自分に合わないと感じている時点で、無理に研究職を続ける必要はありません。
例えば
- 専門分野の知的財産(特許)を扱う仕事に異動する
- 基礎的な研究の仕事ではなく、実際の製品に近い実用的な技術職、開発職に異動する
- 自分の専門分野と関連のある職種を募集している会社に転職する
といった選択肢がとれますよね。
研究に限らず今の時代はDX、AIを使う、必要とする職種が増えてきているので、IT業界またはITと関連する仕事に応募するのもありです。
年齢にもよりますが
- 今までやってきた専門知識、経験が生かせない
- 全く違う分野の仕事、職種
で仕事をしていくのはハードルが高いです。
研究という狭い世界で仕事を長くやってきたのであれば、全く違う世界の仕事にチャレンジするのはやめておきましょう。
今までの経験、スキルを使える副業を探す、挑戦する
研究職の仕事だけを続けることに抵抗があるなら、研究職の仕事で磨いてきたスキル、経験を使える副業を探してみて、まずはチャレンジしてみましょう。
研究職は裁量労働制、すなわち
労働時間の長さに対して報酬をもらうのではなく、研究のアウトプット、成果の大きさに対して報酬をもらう
職種であるため、労働時間は各自の自由采配になっていることが多いです。
したがって、研究職の場合は長時間働いたからといって、残業代が多くもらえるわけでもないんですよね。
どちらかというと、同じアウトプットならば、より短い時間で仕事をした人の方が会社での評価が高くなることが多いです。
そうなってくると、
長時間働くよりもやるべきことをやって、仕事を早く終えた方がいい
という考え方が身についているんですよね。
残業していた時間を
- 自分がチャレンジしたい副業について調べたり
- 実際に副業にチャレンジする
ことで、
- 研究の仕事以外のことで収入を得る
- 人とのつながりを得る
可能性を追求した方がコスパがよくなることが多いですよ。
副業についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
ブログよりもおすすめ?初心者が副業で稼ぐ!ココナラのメリット5選
時間を有効活用することの重要性はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
週休1日では疲れが取れない?休みが少ない時の時間の使い方3選
社会人は時間の作り方が大事?学生時代のバイトから学んだこと3選
大学など企業以外で研究ができる環境に身を置いてみる(出向)
研究職をやめたい理由が、企業での研究の仕事がイマイチと感じているのなら、
- 大学などアカデミアに戻る
- または大学に出向、留学する
という選択肢もよいですよ。
なぜなら企業での研究は
- 会社の利益につながる新しいモノ、サービス、価値の創出につながる研究であり
- 必ずしも純粋にサイエンスを追求する研究ではない
からです。
大学で研究をして企業に就職した時には、大学での研究の進め方、研究対象、研究に費やすことができる時間、労力の違いに気づいていることでしょう。
その違いに違和感を抱えて納得できない状態が続くと、企業での研究が難しくなるかもしれませんね。
一方で、大学での研究はサイエンスを追求することを主目的としています。
例えば、会社の外に出ることで
- 研究という仕事の本質的な良さが再確認できる
- サイエンスを追求することか、利益を追求することがよいか、どちらが自分に合っているあらためて考えられる
といった新しい視点が得られるメリットがあります。
もし自分が働いている会社で留学制度、出向する機会があったら、活用してみるのもよいのではないでしょうか?
研究職をやめたいと何度か考えた【私の体験談】
転職して研究職の仕事を続けることにした
私も新卒で入社した会社で思うように研究の仕事ができなかったため、20代で転職をしました。
その時も
- このまま研究職の仕事を続けた方がよいか
- 同じ業界で研究の仕事を続けた方がよいか
- 全く違う業界に移った方がよいか
色々と悩みました。
転職エージェントににも相談しながら、自分が本当にやりたいことは何か、と考え続けて出した結論。
私の転職に関して考えていたことはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
企業で研究職をしている方にとって、転職しようか悩んでいる方はとても参考になると思います。
社内試験に落ちたから転職?早く転職すればよかったと後悔していること
大学に出向してアカデミアの研究に取り組んだ
私は会社の指令で大学に2年間出向していた時があります。
というのも、会社で研究職の仕事をずっと続けようかと迷っている時に
大学に行って学位を取ってみないか?
という話があり。
いわゆる社会人ドクターです。
社会人になって学位を取ることについては、こちらの記事でも紹介していますので、社会人ドクターに興味がある方は参考になりますよ。
きつい?メリットある?社会人ドクターを取るために必要な対策3選
取ってから実感したメリット!社会人博士を目指す上で大切なこと
社会人になって博士取得?両立させるためのコツ4選【体験談あり】
しかし、社会人になった後で学生に交じって一緒に研究、実験をするのは体力的にも非常にハード。
徹夜で実験、仕事こそしなかったものの、生活リズムは学生のような感じになり、土曜日は大学に出勤で週休1日になりました。
疲れがたまりやすくなりましたが、うまくリフレッシュすることを心がけていたので、何とか乗り越えることができたんですが。
私が週休1日の生活の中でリフレッシュでよかったことは、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
まとめ:研究職をやめたい時は目的をはっきりさせてまずは行動しよう!
企業の研究職を辞めたいと感じた時には
- 研究の仕事が活かせる別の職種に異動する、転職する
- 今までの経験、スキルを使える副業を探す、挑戦する
- 大学など企業以外で研究ができる環境に身を置いてみる(出向)
といったことを検討してみましょう。
私のおすすめは
- まずは社内で研究の仕事が活かせる別の部署に異動させてもらう
- 大学に出向など社外で研究できる環境があるなら、そのチャンスを活用する
- 異動、出向が難しいなら、並行して転職を検討する
- 転職にハードルがあるなら、今の仕事を続けながら、自分のスキルを活かした副業を始めてみる
といった感じでしょうか。
私もこれまでに転職や大学への出向を通じて、環境を変えながら研究職の仕事を続けてきました。
色々と悩むこともありますが、考えたり、悩んだり、迷ったりするだけでなく、まずは行動してみることで何か新しいものの考え方や視点が見えてくると思いますよ。