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社会人になってから博士を取る時に
- 大学での博士課程での研究と家庭などと両立するためにどうすればいいの?
- 論文執筆などと会社業務との両立するためにどうしたらよいか
といったことで悩んでいる、困っている方、いませんか?
この記事では、社会人になってから博士取得のために大学に派遣されて大学での研究の仕事をして、博士号を取得した後に会社に戻って現在でも研究職として働いている私が、
- 博士取得との両立が難しかったこと
- 博士取得との両立させるために必要なコツ
について、ご紹介します。
この記事を読めば、博士取得にあたり
- 自分に与えられた時間をうまく使いながら
- ストレスをため込まずに
博士号を取得してよかったと思えるようになりますよ。
博士取得との両立が難しかったこと3選
家庭との両立
博士取得のため大学に出向して研究を行うことがある場合、勤務体系は会社ではなく所属している大学の研究室に従うことになります。
私が出向していた研究室では日曜、祝日のみが休んでもいいという所で、土曜日は出勤で実験しておりました。
要は学生と同じです
しかも、大学に行っている半年間くらいは会社の研修プログラムを受講する年齢と重なっており、
- 平日、土曜は大学から帰宅後
- 日曜、祝日は空いている時間で
研修プログラムに時間を費やすことになりました。
このため、私のプライベートの時間は大学に行っている間の2年間ほぼ消滅・・・家事などはほとんどできなかったです。
私が家事をほとんど分担できていなかったことで、ある日突然、
なんで私ばかり家事をやらないといけないの?
といった感じで、パートナーに言われたことがあり、はっと気づかされました。
大学での研究だったり、研修プログラムだったり、仕事が忙しい時期こそ、家事などとどうやって両立するかが大事ですね。
家事、育児などの家庭生活があってこその仕事なので、まずは生活基盤をおろそかにしない努力は必要です。
趣味との両立
私は趣味でバドミントンをやっていましたが、大学で仕事している2年間は帰宅時間が遅くなり、バドミントンをする時間も減りました。
バドミントンができないできないだけでなく、運動する機会もめっきり減ってしまい運動不足に。
運動不足を解消できるし、バドミントンなら楽しく続けることができる
ということで始めましたが、博士取得の研究、論文執筆を優先するあまり、どうしてもバドミントンの時間を作るのが難しかったです。
土曜日の時間のある時には、大学での仕事を早めに切り上げてバドミントンに参加していましたが、それでも1時間プレーできるかどうか。
自分がリフレッシュする時間を作ることが博士取得との両立には必要です。
論文執筆と会社業務との両立
大学での仕事(研究、実験)が終わって会社に戻ってからも、博士(学位)申請のために会社業務と並行しながら論文を執筆する必要がありました。
博士論文の作業は会社業務の一部として認められていなかったため、会社の仕事終わりや休日を使わなければならなったのです。
さらに、学術論文の審査も厳しい査読コメントを受け、なかなかアクセプトされなかった時は心が折れそうになるほどでした。
会社の仕事が忙しい時は残業もしなければならず、
- 本当は論文作業を進めたいけど
- 会社の仕事も残っているし
といった形でジレンマとストレスがたまる時期もありました。
大学に行っている期間は2年間でしたが、論文が認められ博士取得に至るまで、会社の仕事をしながらさらに3~4年間費やしていたのです。
両立するためのコツ4選
時間管理をしっかり意識する
博士取得のための一連のプロセスを行う上では
- 限られた時間をどう使うか
- 研究や論文執筆の時間の確保
といったことで、普段の会社生活以上に時間管理が大事になってきます。
なぜなら、セミナーや学会での発表、論文提出などの締切り間際には、睡眠時間を犠牲にするしかない状況も生じ、大きなストレスがかかる時もあるからです。
博士論文を仕上げるための実験、研究に絞って、研究室の他のことには取り組まないようにしましょう。
学生のペースに合わせていると、時間がいくらあっても足りません。
- 自分は社会人だし
- 家庭もあるし
といったことで、学生とは違う境遇だということをしっかり認識すること大事です。
大学での実験のペースも興味本位で追求するのではなく、
- 論文のデータのために必要か
- どんなデータを取れば論文の価値が上がるか、アクセプトされるか
という視点を常に持っておきましょう。
そうすることで、余計な実験に時間をかけず、プライベートなどに時間をとることができます。
繁忙期に合わせてどちらかに集中する、またはどちらかを優先する
- 仕事と論文作業、
- 研究・実験とプライベート
それぞれの繁忙期に合わせてどちらかに集中、またはどちらかを優先するといった形で、時間的にウエイトを置くことも考えましょう。
なぜなら、忙しい時には両方を同時進行でうまく処理することが難しくなるからです。
例えば、
- 会社の仕事が忙しい時には論文作業に時間をとれなので、会社業務に集中する
- 家事などが忙しい時には研究、論文作業のペースを必要最低限にする
といった工夫が必要になります。
有給休暇を最大限に活用する
博士論文の執筆や大学での研究を取り組んでいる時は、とにかく時間が足らなくなります。
会社の仕事が忙しくない時、逆に大学での実験が忙しくない時には、躊躇なく有給休暇を使いましょう。
学生とは違って、有休は会社員の権利です。
休みの時間を最大限活用して、リフレッシュや家族など大切な人たちとの時間に使っていきましょう。
思い切って休みを取って気分転換した方が、トータルで会社の仕事も博士取得の作業も効率が上がります。
私も大学で仕事していた時期や会社に戻って論文を書いていた時期に、有休を使うことができずストレスをため込んでしまいました。
私は休みを取ることができなかったものの、タイミングをみてリフレッシュしていたので忙しい中でもなんとか乗り切ることができました。
リフレッシュでよかったことはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になってください。
三交代勤務はつらい?少ない休みを自分らしくリフレッシュする方法
大事な所にフォーカスする・優先順位の高い仕事に集中する
大学での研究、博士論文の執筆に取り組んでいる間は、余計な仕事を引き受けている余裕はありません。
少なくとも、優先順位の低い仕事は引き受けないようにしましょう。
私も会社に戻って博士論文の執筆中に
会社でやっていた研究で論文を投稿してほしい
といった仕事を上司から引き受けてしまい、博士論文の執筆が大きく遅れてしまったというイタイ失敗があります。
業務過多になる前に、
- 自分にとって優先順位の高い仕事
- これからの人生において大事なコト
に注力するべきです。
まとめ:社会人博士との両立は難しくないので積極的にチャレンジしてみよう
博士を取得する上で
- 家庭との両立
- 趣味との両立
- 論文執筆と会社業務との両立
が難しかった経験があります。
その経験を基に、博士取得との両立するためには、
- 時間管理をしっかり意識する
- 繁忙期に合わせて、どちらかに集中する、またはどちらかを優先する
- 有給休暇を最大限に活用する
- 大事な所にフォーカスする・優先順位の高い仕事に集中する
といった工夫が必要です。
社会人になってから博士取得には色々と大変な部分が多いですが、取得後のイメージをしっかり持つことで、モチベーションを維持しやすくなりますよ。
社会人になって博士取得を目指す上で大切なことは、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になってください。