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研究の仕事が思うように進まなくて、つらいと感じている
そんな方のための記事です。
この記事では、大学、企業で研究の仕事を10年以上続けている私が
- 研究が進まなくてつらいと感じでいる時に何がつらいのか
- 研究が進まない時にどうしたらよいのか
について、私の体験談をもとに書きました。
この記事を読めば、研究が進まなくてつらい時に
- どんなことをして気分転換、気持ちの切り替えをすればよいか、
- つらい中でも気持ちを切り替えて仕事に取り組める
ようになりますよ。
研究が進まなくてつらいと感じるのはどんな時?
よいアイデアが出てこない
最先端の研究、まだ誰もがやったことをないことを実験して確かめる、というのには、時には斬新なアイデアが必要です。
自分が取り組んでいる研究が
- 今までの研究と比べて何が新しいのか
- 研究成果が世の中にどれくらいの新しい価値を提供できるのか
といったことが明確に設定されていることが重要です。
そんな時に
- アイデアを考えついたけど、よく調べたら他の人、研究グループが似たようなことをすでにやっていた
- 色々と考えても、職場の人たちを説得できるような、よいアイデアが浮かんでこない
- 他の業務、実験、家事などのプライベートが忙しくて、そもそもよく考える時間がない
といったことがあると、新しいアイデアを思いつくのは難しいでしょう。
研究の仕事には乗り越えなければならないハードル、課題がいくつも存在します。
- 何か一つ課題をクリアしても、また別の新しい課題が見えてくる
- 失敗して改善しても、また別の新しい失敗をしてしまう
研究の仕事はそんなことの繰り返しです。
ゴールはあってもなかなか到達できない、むしろ、永遠に続くマラソンみたいに感じることがあります。
アイデアが出てこないときほど、研究がつらいと思う時はないですよね。
計画通りに進まない
研究の仕事をしていると
- 最初に設定した課題をクリアしても、また別の新しい課題が出てきて、研究がストップしてしまう
- 想定外の結果が出てしまう
- 実験が失敗して、今まで積み上げてきたデータが無駄になってしまう
といったことで、最初に計画した通りに進まないことがほとんどです。
計画通りに進まないだけなら、計画を後ろにずらすなどの対応をすればよいですが。
計画が後ろにずれることで、上司、というよりも決裁権を持ったもっと上の役職の人を説得するのが面倒だったりします。
- なぜ計画通りに進んでいないのか、原因は?
- 計画をリカバリーする方法は?
などど、説明をその都度求められます。
役職を持った人たちって、とにかくスケジュール管理にうるさいと思いませんか?
確かに管理するのは大事かもしれませんが、細かいことまで介入してこられると、担当者としては一気にモチベーションが下がる要因になりますよね。
足並みがそろわない、意見が合わない
研究の仕事に限らないかもしれませんが、何か一つの仕事をする時には他の部署と一緒に協力して進めることが多いですよね。
その時に自分たちの部署の意見と他の部署の意見が合わないということが起こります。
自分たちの立場としてはこうしたいのに、他の部署の人たちは別の方法を提案してくる、といったこと。
お互いに歩み寄って、譲歩していければよいのですが、
- 譲れない部分がある
- やり方が違う
- 自分たちの部署では対応できない
などといったことが生じると、進むはずの仕事も進まないですよね。
特に、研究の仕事では、専門分野が異なる人たちと一緒に、同じプロジェクトを進めていく必要があります。
その時に、専門分野が異なると
- お互いの主張が理解できない
- 立場上賛同できない
などといったことが起こります。
研究の仕事が進まなくてつらい時の対処法3選
他人、他グループ、他プロジェクトと比べない
研究の仕事がうまくいかないと
- 自分だけがうまくいっていないのか
- 自分たちの研究だけが進んでいないのか
ということで、何かと周りと比較してしまいがちになります。
しかし、自分が担当している研究、仕事の難易度は他の人、グループの仕事の難易度とは違うものですし、クリアすべき課題、ハードルが異質のものであったりします。
ですので、比較すること自体が無意味ですし、落ち込む必要もありません。
中にはマウントを取ってくる人もいますが、無視しましょう。
他の人、グループ、研究テーマと比較しないで、自分の担当している研究、仕事に集中するのがよいです。
期限を決めて見切りをつける
研究がうまくいかないからといって、うまくいくまでずっと続けることできると考えるのは早計です。
企業での研究では基本的にマイルストン、期限が設定されていることが多いです。
期限内に決められた目標を達成できなければ、研究を続けることができなくなるケースもあります。
あらかじめ自分たちの中で期限を決めておき、手を尽くしたと思った時には手を引く潔さも必要です。
なぜなら、うまくいかないことに固執していると、負のループにはまってしまい、
- 焦って立てた計画がうまくいかないまま終わる
- 周囲の協力、理解が得られないまま進めてしまい、周囲との認識のずれが大きくなる
- うまくいかないことが大きくなる、または増えてくることで、さらにネガティブな気持ちになる
といったことになるから。
私も企業研究をしていた時に3年近く続けた研究テーマを、思った以上の結果が出なかったために、自分たちから収束してリセットした経験があります。
研究が終わった時は寂しい気持ちになりましたが、心機一転、気持ちを切り替えるきっかけにもなりました。
泥沼の状態になる前に自ら手を引くことも時には大事です。
スポーツをしてリフレッシュする
研究の仕事って
- 建物の中にずっとこもって実験を繰り返し
- データ解析して
- 同じプロジェクト内でひたすら議論する
といったことで、頭を使いっぱなしです。
常に、あーでもない、こーでもない、次はこうしよう、とか考え続ける仕事ですね。
うまくいかないことが続いたり、仕事が思うように進まないと、気持ちがふさぎ込んでしまいます。
そんな時は、好きなスポーツをして体を動かして気分転換するとよいですよ。
- 近くのスポーツ教室・サークル
- 地域のレクリエーション活動
- 友人と集まって
など色々な形が取れそうです。
私は趣味でバドミントンを続けていますが、研究の仕事でうまくいかなことがあっても、バドミントンで思いっきりシャトルを打つことで、かなり気分転換ができます。
初心者から経験者まで、どのレベルでも楽しむことができるスポーツなので、バドミントンをぜひやってみて下さい。
私がつらい中でも研究の仕事を今でもできているのは、色々な仲間とバドミントンを続けながらリフレッシュしてきたからだと思っています。
私は子供の頃、運動やスポーツが苦手でしたが、バドミントンに出会ってからは今でも楽しく続けることができています。
運動が苦手でもバドミントンなら続けることができる理由は、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になってください。
こちらの記事では、私がバドミントンを続けてどのように変わったかが書いていますので、合わせて読んでみてはいかがでしょうか?
まとめ:研究が進まないのは仕方がない!つらい時こそ気持ちを切り替えよう!
研究の仕事をしていると、
- アイデアがなかったり
- 計画通りに進まなかったり
- 他の部署(他分野)と意見が合わなくて、足並みがそろわなかったり
することで、つらいと感じることがありますよね。
そんな時は、
- 他人、他グループ、他プロジェクトと比べない
- 期限を決めて見切りをつける
- スポーツをしてリフレッシュする
といったことを意識したり、取り組むことで解消できます。
私がリフレッシュでよかったことは、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧になって下さい。
三交代勤務はつらい?少ない休みを自分らしくリフレッシュする方法
研究の仕事はうまくいかない、思うように進まないことの連続ですが、自分なりの気分転換の方法を見つけることができるといいですね。